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 ビデオキャプチャーさくら
ビデオ番組をキャプチャーするための様々な工夫を紹介します。
※某国営放送教育番組で放映されている「カードキャ○ターさくら」とは一切関係ありません。
協力
STUDIO TAKUTO

 ビデオの形式
形式 転送速度 解説
NTSC 28MB/s 日本国内・東南アジアの一部・南北アメリカの標準。29.97fps(frame per second)、352×240ピクセルに換算できます。
データ量は1時間あたり10GB前後にもなり、転送速度がネックとなって、無圧縮でパソコンに取り込むのは不可能です。
PAL ヨーロッパ・西アジア・東南アジアの一部の標準。25fps、352×288ピクセル に換算できます。
ブラジルのPAL-M、アルゼンチンのPAL-Nといったサブタイプがあります。
SECAM フランス・ロシアや東ヨーロッパの標準 (フランス国内ではPALも混在)。
EVR 1967年に米国CBS社が開発した 、世界初のアナログフォーマット。
CP-504 1969年に策定された統一1型規格。白黒画面、解像度は300本でした。
U-matic 1969年にソニーが開発した業務用アナログフォーマット。 ビデオカセットはVHSよりも大きめ。
後に、U-maticを拡張した規格として、U-VCRが日本ビクターから、U-VISIONがナショナルから発表されました。
現在では大部分がVHSに取って代わりましたが、医療分野では現在でも用いられています。
CP-507 1971年に策定された統一1型規格。カラー画面、解像度は230本でした。
CP-508 CP-507の後継規格。α-VISIONの商標でナショナルから発表されました。
VHS 約8Mbps程度 1975年に日本ビクターが中心となって策定した、現在主流の家庭用アナログフォーマット。 高画質のS-VHSなどのサブタイプがあります。
ビデオカセットがやや大きいのが難点ですが、1982年にカムコーダー用小型カセットのVHS-Cが策定されました。
β 1975年にソニーが中心となって策定した、家庭用アナログフォーマット。画質・音質などの面で はVHSより優れています。価格などの面で市場競争に敗れ、家庭用としては殆ど需要はなくなりました が、業務用としては現在でも用いられています。
Hi8 1980年、ソニーが中心となって策定した、 一時主流のカムコーダー用アナログフォーマット。
D1 1987年に出荷が開始された業務用デジタルフォーマット。YCbCr、すなわち輝度(Y):クロマ(B-Y):クロマ(R-Y)=4:4:4のサンプリングレートで記録します。
D2 1988年に出荷が開始された業務用デジタルフォーマット。D1に比べ安価なのが特徴で、多くの放送局で用いられています。YCbCrは4:2:2のサンプリングレートが特徴。
DV 25Mbps 現在主流の家庭用デジタルフォーマット。720×480ピクセルが基本ですが、一般的なDVカメラは500×333ピクセル程度です 。オーディオは16bit・48kHzPCMか、12bit・32kHzのADPCMが基本です。
サブタイプにminiDVとDVCAMが定められていますが、 前者が主流で、後者は医療分野で用いられています。
Digital8 従来のHi8(8ミリアナログビデオ)用テープにDV規格の画質を記録。本来の120分Hi8テープには、Digital8方式で60分の記録ができます。
D-VHS VHSの開発元であるビクターの他、松下・日立・フィリップス・ソニー・東芝・三菱・三洋・シャープなど、家電系メーカーが相乗りして定めた規格。MPEG2で画像を記録します。画質と記録時間により 、以下のようなサブタイプがあります。
  • HS(282.2Mbps)
  • STD(14.1Mbps)
  • LS2(7Mbps)
  • LS3(4.7Mbps)
  • LS5(2.8Mbps)
  • LS7(2Mbps)
フィルム アニメや映画のフィルムは、23.976fps、352×240ピクセル に換算されます。
MPEG-1 150KB/s
(1.2Mbps)
VideoCD:
384K〜4Mbps
Video CDの規格。VHS相等画質+CD相当の音質のデータを、等速CD-ROMドライブから読み込むことを想定しており、30fpsで352×240ピクセルが一般的です。 主にパソコン用のデータに使われます。
MPEG-2 500KB/s〜2MB/s
VideoCD:
1M〜100Mbps
デジタル衛星放送やSuper VideoCD(まず見かけません)、DVD-Videoといった高帯域使用 を想定した、現在主流の規格。ドルビーデジタルの音声を採用し、720×480ピクセルが一般的です。
MPEG-3 音声部にmp3を搭載する計画だったようですが、結局はMPEG-2に統合されました。
これはDVDにMPEG-2を使い、家庭に映画を配信するビジネスにチャンスを見いだした、ハリウッドなどの映画会社からの強い要望によるものとのもっぱらのウワサです。
MPEG-4 5K〜10Mbps 電話回線やインターネットによるビデオ会議システムといった超低帯域使用を想定。しかし、比較的高品質を保ったまま高圧縮が出来るため、2時間程度のテレビ番組をキャプチャーしてCD-Rに保管するなど、手軽な利用には一番適しています。
MPEG4は指定されたビットレートを上限として、ぎりぎりまで再圧縮を繰り返す(=可変ビットレート。従ってビットレートの直接指定は出来ない)ため、サイズは非常に小さくなります。なお、仮に同じビットレートを「設定」して圧縮した場合、MPEG1のほうがMPEG4より高画質になります。逆に同じファイルサイズのムービーの場合、MPEG4のほうがMPEG1より圧倒的に長時間の録画ができます。
XVD 700Kbps 低ビットレートでありながら、S-VHS相当の画質です。CDには約2時間分、DVDなら約14時間分収録できます。次世代技術と目されていますが、現在のところ市場シェアは小さく、まだあまり話題にはなっていません。

 外付けキャプチャーキット
ビデオキャプチャーボードは数多あり、特にカノープスのボードは高性能ですがかなり高価であり、一方廉価のボードには3D処理/DVDエンコード・デコード機能はついていません。従って、業務用として用いるのでなければ、USB/IEEE1394接続キャプチャーキット の購入が無難です。
IO-DATA
USB-MPG
(発売中止)
標準添付のMPEG Creatorと組み合わせて、ムービーをMPEG1でリアルタイム圧縮しながら取り込めます 。しかし音声取り込みはソフトウェアに依存するため、音声がずれる可能性はあります。
汎用AVIキャプチャーソフト(Adobe Premiereなど)と組み合わせれば無圧縮AVIキャプチャーも出来ます。
ビデオ出力(NTSC/PAL)を持っており、MPEG1ムービーをビデオテープに落とすことも可能です。
Mpeg Creatorで静止画保存場所を変更すると再起動出来ないバグ、Win2000/XP未対応という問題があります。
現在、
合法的にアナログコピーガードキャンセルができる唯一の装置です。USB-MPGが起動している状態で、ビデオ入力端子→ビデオ出力端子 のスルー時にマクロビジョン等のコピーガード信号をキャンセルできます。

他のコピーガードキャンセラーは、VSP777V2は色調変化が起き、デジタルタイムベースコレクターTBC-7はデジタル録画 不可能であり、DVE773はちらつきやコントラストの問題があります。
※なお、 姉妹品でパラレルポート接続のものもありますが、今更レガシーポートを使うのはCPU占有率を考慮すると勧められません。
IO-DATA
USB-MPG2TV
ムービー・音声合わせてMPEG2でのビデオキャプチャーが可能 です(実際にはオリジナル形式で取り込んだものをMPEG2に書き出しています)。ビデオ出力にはUSB-OUT2の併用が必要です。
TVチューナーも内蔵しているため、地上波を直接取り込むことが出来ます。またUSB-MPG同様にコピーガード解除機能もあります。Win2000/XP対応。
転送速度を考慮すると、DVD製作には不向きです。
IO-DATA
GV-M2TV/USB2
USB-MPGとUSB-MPG2TV、両方の長所を組み合わせた商品。MPEG1/2でのビデオ+地上波キャプチャーが可能ですし、リモコン付のTVチューナーとしても機能します。但し、DVDに近い画質できちんとキャプチャーするには、USB1.0/1.1接続では充分なデータレートが得られないため、USB2.0接続が必要です。
IO-DATA
GV-BCTV5/USB
携帯型キャプチャーキット。MPEG1/2でのキャプチャーが可能ですが、320×240のため、DVD製作には 不向きです。ノートパソコンでのテレビ鑑賞用。
IO-DATA
GV-1394TVシリーズ
テレビチューナー内蔵、DV形式AVIキャプチャー、IEEE1394接続、iEPG(電子番組表)対応、最新バージョンはリモコン対応…と、DVD製作には最適
添付ソフトのDigitalTV Recorderは、10bit A-D変換、前ゴースト処理、3D Y/C分離+NR(Noise Reduction)、AGC(Auto Gain Control)、ACL(Automatic Contrast Limitter)、黒伸張補正(ブラックストレッチ)、白ピーク補正(KNEE)…と、かなりの設定調整が可能。 またMPEG1/2へのリアルタイムソフトウェアエンコード機能もありますが、データ処理落ちが起こりうるので実用的ではありません。
DVD-Videoを作るためには、まず1/30秒単位での編集可能なDV形式でキャプチャーし、その後VBR2Pass方式でMPEG2に圧縮することをお勧めします。

 キャプチャーの実践
ピクセルサイズ
ビデオ形式
パソコンディスプレイ再生用には四角形(正方形)=320×240(QVGA)、VTR・プロジェクター再生用には長方形=352×240、いずれもMPEG1で取り込みます。最近 では、いずれの用途でも352×240でのキャプチャーが一般的です。
DVD-Video用ならば720×480ピクセルで取り込みます。基本的には、DV形式AVIで取り込み、後にオーサリング時にソフトウェアエンコードするのが無難ですが、後で編集することがない場合、MPEG2ハードウェアエンコードが出来るならばそうしても構いません。
ビデオビットレート USB接続ならば、2Mbit〜3Mbitが限界でしょう。
IEEE1394ならば、特に気にする必要はありません。
サンプリング周波数
オーディオビットレート
サンプリング周波数は、パソコン再生用には44.1kHzが一般的 ですが、DVD-Video用には48kHzで取り込みます。16ビット・ステレオは常識です。
ビットレートは128Kbitが一般的です。
キャプチャーデータレート USB1.1ならば、300Kbit程度に抑えておいたほうがよさそうです。
DVD-Video用には、IEEE1394接続が必須なので、特に気にする必要はありません。
彩度・コントラスト ビデオテープからのキャプチャーであれば、彩度・コントラスト共に、ほんの少し上げたほうが見栄えがよくなります。
チューナー内蔵のキャプチャーキット・デジタルデータのキャプチャーであれば、大して気にする必要はありません。
水平・垂直取り込み位置 大して気にする必要はありませんが、ビデオテープからのキャプチャーであれば、画面の上下をクロップして見栄えをよくすることが可能です。
サイズ

1分あたり 、MPEG1ならば約15MB、DV形式AVIならば約200MBになります。

 

Last Updated:2017/10/03
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