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殆どはWikipediaのほうで書いてしまったので、そちらに書いていない話題を。

建設計画のひみつ
南北線・東西線・東豊線
札幌市営地下鉄の正式名称は「札幌市高速電車」であり、「地下」の文字が入っていない。これは、路線の初期計画では、南北線の北24条〜中島公園・東西線の琴似〜白石のみを地下に建設、それよりも郊外を高架にする予定だったからである。

南北線は茨戸〜藤野、東西線は厚別〜勤労者団地が計画されていて、現東豊線は初期の計画にはなかった。
昭和40年代に策定された交通計画では、八軒〜大通〜山鼻の路線も想定されていた。しかし、路面電車の半永久的存続が決まったため大通〜山鼻は消滅。大通〜八軒も、石狩市モノレール構想の影響で頓挫したまま。

南北線の起点は北24条、終点は真駒内。麻生方面は延長のため、法規上の距離計算は北24条駅の中心部からとなる。同様に、東西線の起点は琴似、東豊線の起点は栄町である。

※新川〜石狩17.3kmについては、札幌臨港鉄道が内燃・軌間1067mmの鉄道事業免許を昭和32年5月29日に申請、昭和33年7月8日に認可(工事期限昭和40年11月30日)されましたがそのまま休眠。
札幌臨港鉄道は不動産業者として営業を続けていたのですが、平成10年8月5日に免許廃止許可・即日実施となってしまいました(つい最近ですね…)。
札幌市街〜石狩市街の交通については、JR北海道・札幌市・石狩市の3者間協議が続いており、手稲からJR延伸・地下鉄南北線/東豊線延長・麻生からモノレール建設…など、様々な試案が出ています。
南北線開業前、高架上での融雪システムの開発失敗の影響もあり、雪国にモノレールは合わないと思われていましたが、石狩市内で行われた実験では桁上の雪は簡単に解けたそうな。

平岸〜真駒内の地下鉄シェルターは世界唯一かつ最長。

路線・駅のひみつ

東豊線の初期開業区間には工事費がかかりすぎた反省から、以降の開業区間はどの駅もホームが島式になり、かつ幅が狭くなった。例えば、豊水すすきの駅は暫定終点であったにも関わらずホーム幅がとても広く、逆に福住駅はバスターミナルや複合商業施設エスパを抱えているにも関わらず非常に狭い。
東西線再延長区間にある発寒東・宮の沢も同様。

福住〜北野の延長区間のブループリントでは月寒グリーンドーム=共進会場付近を通るため、福住駅から線路終点までの300mは北東にカーブしているが、近年では南側の札幌ドーム(ホワイトドーム=Hiroba)経由 で、国道36号線をそのまま直進し、(北野ではなく)清田へ向かうルートが確実視されており、延長には再工事が必須。

栄町駅の北側には、延長可能な複線+栄町検車施設(複線)が存在し、タイヤ・パンタグラフの検査は栄町検車場で、通常の保守は西車両基地で、大規模な検査・補修は東車両基地を使っている。
元町駅の北側には上下線の間に留置線がある(使われていないが、事故発生時には折り返しが可能)。
福住駅南側にも、延長可能な複線+留置線あり。

定山渓鉄道は、多発する踏切事故に対して、道警から高架化か廃止かを迫られていたため、札幌市が廃止補償して、その線路跡地を買収、幅を拡張した上で高架路線を建設することとなった。
ただ、市長も用地取得が容易な自衛隊前〜真駒内の建設には同意していたが、それ以外の区間の高架化には消極的であった。運輸省も中島公園〜平岸の道路上高架を認めない方針であったため、結局は平岸〜真駒内に限って、高架路線を建設することで帰着した。
それ以外の区間についても、将来の延長用として確保され続け、平成年度まで真駒内〜藤野の定鉄跡に「札幌市交通局」の立看板があった。ただし、石山陸橋をくぐるトンネル部分は、1999年に定山渓→真駒内方向の一方通行市道に変貌してしまった。

地下区間については、西3丁目・4丁目・5丁目のいずれの通りに建設するかで議論となった。西5丁目通は国鉄札幌駅より北側で道幅が広いものの路面電車が走っており、また南5条通以南の道幅の狭さから建設を断念し、西4丁目通(駅前通)への建設が確定した。北18条〜北24条間には地下鉄換気口=非常用進入口建設用地に「地下鉄公園」が作られた。

麻生駅は、当初新琴似駅と地下連絡する計画だったのか、茨戸方面への延長を想定してか、北方向への地下連絡通路がかなり長くなっている。北34条駅以南と異なり、この駅だけ西5丁目通に存在し、この部分は旧市電路線と一致する。
麻生駅および北34条駅は、東西線開通後に延伸されたため、構内のデザイン・照明など、他の南北線の駅と比べて明るい色調にコーディネートされており、また走行路面も樹脂ではなく鉄となっている。
北12条駅は南北線の地下駅の中で最も浅い部分を走り、そのため日光が(間接的ではあるが)地下ホームまで届く。
さっぽろ駅は、国鉄札幌駅と区別するため、あえて平仮名となっている。一時、車椅子用の階段昇降機がついていたが、エレベータ完成後撤去された。

地下部分も真駒内から市街地に向かって下り勾配となっており、幌平橋駅の真駒内側に遮水扉がある。

東札幌駅は、既に国鉄東札幌駅が旅客営業を廃止していたのと、地名として東札幌というのが定着しつつあったため、漢字のままとなった。新さっぽろは国鉄新札幌駅と区別のため、やはり平仮名。

白石から市街地に向かって下り勾配となっており、バスセンター駅の白石側に遮水扉がある。

東西線車両にはATOが導入されており、新さっぽろ〜東車両基地は無人運転が可能。ただし、乗務員はひばりが丘駅にある隠し対面式ホームで乗降車する。東西線も、東車両基地および地上出入庫線(件のサイクリングロードの真下を通る)は地上にある。

「走行用車輪がゴムタイヤ+転轍用車輪が鉄輪」のものはパリなどにあるが(いわゆるパリ形式)、ゴムタイヤを全ての車輪に使用したのは札幌が初(札幌方式)。新交通システムは全車輪ゴムタイヤの路線が多いが、高速・大量輸送用鉄道としては札幌地下鉄が世界唯一。

Last Updated:2017/01/19
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